メタボリックシンドロームとは、内臓の周辺に脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満に、脂質(中性脂肪・HDLコレステロール)、血圧、血糖値の異常を複数あわせもつ状態のことです。
 たとえば健診結果が「要経過観察」など、脂質や血圧、血糖値のそれぞれの異常は比較的軽度であったとしても、危険因子を複数もつことで、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性が相乗的に高くなることが明らかになってきました。
 中高年男性の4人に1人がメタボリックシンドロームと診断された調査結果もありますが、現在は診断基準に該当している人もあきらめることはありません。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて消費されやすく、有酸素運動などで素早く減らすことが可能です。適切な運動と摂取カロリーを心がけ、一刻も早く内臓脂肪を減らす努力を始めましょう。


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