加入者各位
2025年12月25日付けで厚生労働省ホームページに「システム設計誤りによる新たに加入者した保険者での
健診結果データの閲覧について」が掲載されました。これに関して、補足を広報させて頂きます。
コクヨ健康保険組合は、40歳未満時に行った健診結果データがダウンロードされた可能性のある保険者＜添付資料中の別添１（5/13）＞に掲載されています。
※今回対象になる方は、コクヨ健康保険組合に「加入の会社（コクヨ及びグループ会社）から他社に転職され、
転職先に健康保険組合がある方のみとなります。
※第三者に個人情報が漏洩した事実はなく、転職先の健康保険組合がデータを取得できる状態になっていたことが
問題になっています。
※現在コクヨ健康保険組合に加入（現在コクヨグループに勤務）されている方には、何ら影響はありません。
＝コクヨ健康保険組合は転職加入者の過去の健診データを取得していません。
【事実の概要】問題発生期間：令和６年２月～令和７年５月末（国のシステムの改修完了迄）
国の制度・システムで運用されていますが、そのシステム仕様・設定に誤りがあり、一定期間②４０歳未満
でも本人同意なく転職後の健康保険組合が引継ぎ（ダウンロード）出来る状態になっていたことにあります。
※コクヨ健康保険組合は、転職加入者の過去の健診データを取得していません。
国の制度上、転職された方が転職後の会社で健康保険に加入された場合に、転職後の健康保険組合は転職前の
健康保険組合で受診の健康診断情報を引継ぎ（ダウンロード）することが可能。４０歳以上か４０歳未満かで条件が異なります。
①４０歳以上の場合：転職後に加入する健康保険組合が、転職前の健康保険組合で受診した健康診断情報を引き
継ぎ（ダウンロード） 可能で、本人同意は不要。
②４０歳未満の場合：転職後に加入する健康保険組合が、転職前の健康保険組合で受診した健康診断情報を引き
継ぐ（ダウンロード）するには、事前に本人同意が必要。
【問題点の明確化】
個人情報を含む健康診断情報が関係の無い第三者に漏洩したのではなく、本人同意なく４０歳未満の
新規加入者（転職者）の健康診断情報を転職先の健康保険組合が引き継ぐ（ダウンロード）ことが出来る
システム状態になっていた点にあります。
厚生労働の調査では、事前に本人同意を得ることなく閲覧できた事例は３７件のみ（個人の特定は出来ない）と
判明しています。
データは既に削除されており、個人を特定して連絡出来ない為、個人情報保護委員会は国のシステムにデータを
アップロードしている全ての健康保険組合名の公表を求めていることに対応した厚生労働省の動きになります。
＜個人情報保護委員会の求める内容＞
ア）健康診断情報をアップロードしている健康保険組合の公表（コクヨ健康保険組合はこれに該当）
＝転職先の健康保険組合が40歳未満の過去の健康診断情報を取得（可能）な健康保険組合
イ）転職者の健康診断情報を取得（ダウンロード）した形跡のある健康保険組合の公表
※システム上ダウンロードボタンを操作したログがある健康保険組合の公表
実際に取得したかは不明、ボタンを触ったログのある健康保険組合
【コクヨ健康保険組合に関して】
コクヨ健康保険組合では、コクヨグループへの転職者の（転職前に加入の健康保険組合で受診した）健康診断
情報の引継ぎ（ダウンロード）は実施していません（コクヨグループへの転職者の健康診断情報を取得していません）。
尚、各個人のマイナポータル上に健康診断情報を表示する仕組みに対応する為、コクヨ健康保険組合加入者の
健康診断情報を国のシステムにアップロードは行っています。
以上が今回厚生労働省が公表した問題の概要とコクヨ健康保険組合との関係となります。
厚生労働省の公表資料を添付しますので、必要に応じてご覧下さい。
申し訳ありませんが、コクヨ健康保険組合では厚生労働省発表資料記載以外のことは把握できておりません。
本件に関して確認されたいことがある場合には、以下の厚生労働省窓口にお問合せ下さい。
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以上、確認下さい。
コクヨ健康保険組合
厚労省HP掲載の資料
